老化の三大原因(酸化=さび、糖化=こげ、炎症=火事)
<老化の三大原因とは>
【酸化】は細胞が錆びること
【糖化】は細胞が焦げること
【炎症】は細胞が火事になること
20歳をピークに人は老化をしていきますが、老化のスピードは大きな個人差があります。
遺伝的要因は少なく多くは生活習慣とかかわっており、老化の進んでいる人は3倍のスピードで老化しています。
老化現象のサインとしては肌のたるみ、シミやシワ、白髪、抜け毛、ホルモンの乱れ、骨量低下、筋力低下、血管年齢、基礎代謝の低下、太りやすいなどなど。
今回のブログは老化の原因や老化を防ぐ対処法について述べたいと思います。
<老化の原因その1)酸化>
1)酸化とは酸化とは細胞が錆びることを言います。
残念ながら私たちは生きている限り酸化を避けることはできません。
私たちは常に呼吸をしていますがそれだけで細胞は酸化していきます。
体内で酸素が他の物質と結びついて酸化し、その際に発生するものが活性酸素です。
そしてこの活性酸素が私たちの体の細胞にダメージを与えます。
2)酸化の原因は
酸化の原因としては以下のようなことがあげられます。
ストレスを受ける
紫外線を浴びる
食品添加物を摂取する
加工食品を食べる
酸化した食べ物を摂取(時間の経った揚げ物など)
トランス脂肪酸摂取(マーガリン、ショートニング)
お酒を飲む量が多い
たばこを吸う
激しい運動をする
3)活性酸素により引き起こされる健康被害とは
肌トラブル(シミ、シワ、たるみ)
アトピー性皮膚炎
生活習慣病(動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞)
糖尿病
ガン
脳血管性痴呆症、アルツハイマー型痴呆症
4)酸化の予防法とは
私たちの体には元々抗酸化作用があり体の錆びつきを防ぐ機能を持っています。
ですがその機能は20代をピークに低下していき、40代からは急激に衰えていきます。
ですから酸化を防ぐためには抗酸化作用のある食べ物やサプリメントを摂取する必要があります。
抗酸化作用の高い栄養素としては以下のものがあります。
ビタミンA(トマト、ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリー、ピーマン、その他緑黄色野菜)
ビタミンC(サツマイモ、じゃがいも、パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、柿、みかん、キウイ、イチゴ)
ビタミンE(トウガラシ、枝豆、落花生、ごま、アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃ、アボカド、うなぎ)
亜鉛(牡蠣、うなぎ、肉類、魚介類、海藻類、野菜類、豆類)
ニンニク(ニンニクはセレンというミネラルが含まれており、抗酸化作用が最も高い野菜の1つ)
水素(水素サプリ、水素風呂、水素吸引、水素水)
5)最強の抗酸化物質は水素
最も凶悪な活性酸素ヒドロキシルラジカルを選択的に除去することができます。
さらに水素は他の抗酸化物質では不可能なミトコンドリア内の活性酸素も除去してくれます。
水素は宇宙で一番小さな物質ですので非常に気化しやすいため、体内に取り入れるためには水素をタブレットとして摂取する、水素風呂に入り経皮吸収するなどが好ましい摂取方法です。
<老化の原因その2)糖化>
1)糖化の原因は糖質の摂り過ぎ
糖質とは炭水化物や甘いもの、お菓子類に多く含まれています。
その糖質の過剰摂取によって余った糖は身体に蓄えられます。
血液中に20~30g
筋肉に150~200g
肝臓に200~250g
それでもいっぱいになったら脂肪細胞に溜め込まれていきます。
2)糖化のメカニズム
私たちの体の殆どはタンパク質で構成されていますが、そのタンパク質が過剰に摂取された糖質と結びつき本来の役割を果たせなくなります。
そして糖化反応が起きAGEs(最終糖化産物)が作られます。
【タンパク質+過剰な糖⇒AGEs(最終糖化産物)】
このAGEs(最終糖化産物)が老化促進物質として様々な健康被害をもたらします。
3)糖化により引き起こされる健康被害とは
肌の老化、肌トラブル、しみ、シワ、たるみ
動脈硬化
糖尿病合併症
非亜アコール性脂肪性肝炎
認知症
骨粗鬆症
白内障
ガン
4)糖化の予防法とは
糖質(炭水化物、甘いもの、お菓子類)を摂り過ぎない。
野菜から先に食べる。
食物繊維の多い野菜、海藻、イモ、豆類を多く食べる。
低GI食品の摂取を心がける。
5)血糖値とGI値
GI値(グリセミック・インデックス)とは炭水化物の吸収速度のことで、言い換えると血糖値の上がりやすさをみる指標となります。
高GI食品はGI値70以上のもの
高GI食品(白米84、食パン91、アンパン95、白糖109、うどん80、チョコレート91)
低GI食品はGI値60以下のもの
低GI食品(玄米56、ライ麦パン58、そば59、アガベシュガー21、納豆33、ヨーグルト25)
低GI食品の摂取を心がけることで血糖値の上昇を抑えられるので糖化予防の対策として効果がとても高いです。
<老化の原因その3)炎症>
1)炎症とは
ここで言う炎症とは慢性炎症のことを指します。
急性炎症は疼痛、腫脹、発赤、発熱の兆候が出ますが、慢性炎症ではこれらの兆候はありません。
慢性炎症は内臓などで長時間くすぶり続ける炎症で、炎症が起きていることを自覚しづらく気づかないことが殆どです。
ですのでサイレントキラーとも呼ばれています。
2)慢性炎症の原因は
肥満、内臓脂肪過多
睡眠不足
ホルモンバランスの乱れ
ストレス
副腎疲労(免疫機能を抑制)
免疫機能低下
腸内環境の乱れ
食品添加物の摂取
トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)摂取
歯周病
喫煙
3)慢性炎症により引き起こされる健康被害とは
肌の老化、しみ、シワ、たるみ
肌トラブル、アトピー性皮膚炎
動脈硬化
高血圧
糖尿病
脂質異常症
メタボリックシンドローム
心不全
腎不全
アルツハイマー
認知症
ガンの進行
4)慢性炎症の予防法とは
オメガ3を積極的に摂取すると良いです。オメガ3とはEPA、DHA、α-リノレン酸を多く含む不飽和脂肪酸です。
青魚、サバ、イワシ、サンマなどに多く含まれています。
植物で摂取する場合は亜麻仁油、えごま油、シソ油に多く含まれます。
非常に酸化しやすい油なので、火を入れず生で摂取してください。
オメガ3に対してオメガ6という油があります。
オメガ6とは一般的なサラダ油(ベニバナ油、コーン油、大豆油)です。
なぜオメガ3が慢性炎症の予防に効果的な理由として以下の効果があります。
・オメガ3(炎症を緩和、抑制する。細胞膜を柔らかくする)
・オメガ6(炎症を増大、促進する。細胞膜を固くする)
理想的な比率は以下が理想的なバランスです。
(オメガ3が1):(オメガ6が1~4)
ですが私たちはオメガ3が不足し、オメガ6を過剰摂取している傾向にあります。
オメガ3を積極的に摂取し、オメガ6を摂り過ぎないように心がけていきましょう。
5)マーガリンを食べ続けると危険!!
液体の植物油をバターのように個体に保つため水素を添加し化学処理をした人工油をトランス脂肪酸と言います。
トランス脂肪酸の代表としてはマーガリンやショートニングなどがあります。
トランス脂肪酸は食べるプラスチック油とも言われ、私たちの体内に入った時に消化吸収できず、体内に蓄積され様々な健康被害を及ぼします。
トランス脂肪酸は血管内で固まりやすく、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させます。
そして血液がドロドロになり体脂肪として蓄積されやすく肥満、生活習慣病のリスクが高まります。
アメリカ、ブラジル、イギリス、カナダ、デンマーク、韓国、ドイツ、オーストリアなどではトランス脂肪酸が健康被害を引き起こすとして規制がかかっていますが、日本には規制がないことが現状です。
<最後に>
最後までお読みくださってありがとうございました。
伊集院鍼灸整骨院グループ代表の伊集院博と申します。
当院では整体、骨盤矯正、鍼灸などの施術に加えて栄養指導も行っております。
インボディ測定を行い客観的なデータを視覚化することも行っています。
真の健康とはアウター(ゆがみのない身体)とインナー(健康な内臓、ホルモン、血液)の両方を手に入れることです。
人は20歳を過ぎると老化していくことが自然の流れですが、老化のスピードにはかなり個人差があります。
真の健康を手に入れて老化を最小限に抑え、いつまでも若々しく人生を楽しみたいですね!
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