あぐらがかけない原因は?、股関節や膝が悪い?、あぐらがかけるようになる?このようなお悩みを解説いたします。

あぐらがかけないお悩みありませんか?

 

あぐらをかこうとすると・・・

 

✅股関節が硬く膝が上がってしまう

 

✅股関節や膝が痛くなる

 

✅骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなる

 

✅子供の頃からあぐらがかけない

 

✅昔はできたのに40代になってできなくなった

 

✅片側だけの膝が浮いてしまう

 

✅ヨガやピラティスの時にあぐらをかくことが辛い

 

意外と多いあぐらがかけないお悩み・・・

今回のブログではあぐらがかけない原因、問題点、対策などについて掘り下げていきます。

 

 

あぐらがかけない原因その1)生まれつきの股関節の形状の問題

 

股関節の受け皿的な役割の骨盤に対して、股関節がどのような向きで嵌っているのかは個人差が大きくあります。

 

この個人差は生まれつきか、成長過程で決まってきます。

 

股関節には前捻角という捻れがあり、捻れ角度が大きい人は股関節が内側を向いて嵌っており、捻れ角度が小さい人は股関節が外側を向いて嵌っています。

 

あぐら姿勢は股関節を外側へ捻る動作になりますので、股関節が内側を向いて嵌っている人は股関節を外側に捻ることが難しくあぐらが苦手になってしまいます。

 

その逆で股関節が外側を向いて嵌っている人は股関節を外側に捻りやすくあぐらをかくことは比較的容易にできます。

 

 

あぐらがかけない原因その2)腰や股関節周囲の筋肉が硬い

 

腰の筋肉(脊柱起立筋群、腸腰筋)、臀部の筋肉(大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋)、内ももの筋肉(内転筋群)などの 腰部や股関節周りの筋肉が硬くなることが原因であぐらがかけなくなります。

 

筋肉が硬くなる原因としては、猫背姿勢、長時間のデスクワーク、運動不足などが上げられます。

 

筋肉が硬いことが原因であぐらがかけない場合は、適度な運動、ストレッチ、ヨガ、ピラティスなどで改善できる可能性はあります。

 

 

あぐらがかけない原因その3)股関節や膝に疾患がある

 

あぐら姿勢で股関節に痛みを生じる場合は変形性股関節症、グローインペイン症候群、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)、股関節滑液包炎、関節唇損傷などの疾患の可能性があります。

 

子供があぐら姿勢で股関節を痛がるようでしたら単純性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症などの可能性があります。

 

あぐら姿勢で膝に痛みを生じる場合は変形性膝関節症、鵞足炎、腸脛靭帯炎などの疾患の可能性があります。

 

いずれの場合も一定期間痛みが続いているようでしたら整形外科への受診をおすすめします。

 

 

Q&Aその1)女性で40歳を過ぎてから、あぐらをかくと痛みが出るようになったのはなぜ?

 

女性で、昔はあぐらがかけたのに、40歳を過ぎてからあぐらをかくと痛みを生じるようになった場合は、変形性股関節症という疾患が隠れている可能性がありますので注意が必要です。

 

変形性股関節症がある場合は無理にあぐらをかいたり、過度なストレッチを行ったりすることは症状が悪化する可能性があるので危険です。

 

変形性股関節症の有無はレントゲン検査で分かりますので整形外科へ受診されることをおすすめします。

 

 

Q&Aその2)出産後からあぐらがかけなくなったのはなぜ?

 

出産後は恥骨の離開や仙腸関節の不安定性といった股関節と隣接する骨盤の関節に不具合を生じやすくなります。

 

また、骨盤底筋群、腹横筋などの腹部インナーマッスルの筋力低下も著しいため、股関節の痛み、股関節の嵌りが浅い感じ、股関節が上手く動かない感覚などを生じやすくなります。

 

これらが原因となり出産後からあぐらがかけなくなることがありますが、多くは産後の回復とともにあぐらもかけるようになります。

 

 

Q&Aその3)片側の股関節だけあぐらがかけないのはなぜ?

 

股関節の形状は左右差があることが多く、左右差が大きい人もいれば小さい人もいます。

 

あぐらをかくと片側だけの膝が浮いてしまうような人は、生まれつき股関節の形状に左右差が大きい可能性があります。

 

片側だけ痛みがある場合は股関節や膝に疾患がある場合もありますので注意してください。

 

 

Q&Aその4)あぐらをかくと骨盤が後ろに倒れて猫背になってしまうのはなぜ?

 

臀部やもも裏の筋肉(ハムストリングス)が硬い場合はそれらの筋肉に引っ張られて骨盤が後ろに倒れて猫背になってしまいます。

 

腹部インナーマッスルが弱い場合も骨盤を起こしてキープすることが難しく、後ろに倒れやすくなります。

 

 

Q&Aその5)子供なのにあぐらがかけないのはなぜ?

 

多くの場合は股関節の生まれつきの形状で股関節が内向きなっています。いわゆる内また傾向の子供はあぐらが苦手です。

 

子供の場合は大人に比べて筋肉が柔らかいのでストレッチなどである程度あぐらがかけるようになりますが、無理やりグイグイ押したりすることは危険です。

 

もし、あぐらの姿勢で痛みが続くようでしたら単純性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症などの可能性がありますので整形外科への受診をおすすめします。

 

 

あぐらをかけるようになるために有効な方法は?

 

股関節の生まれつきの形状を変えることはできませんので、骨格由来であぐらがかけない場合は改善が難しいです。

 

ですが筋肉が硬いためにあぐらがかけない場合はストレッチやエクササイズなど様々な方法で改善できる可能性はあります。

 

・お尻のストレッチ

 

・大腰筋ストレッチ

 

・片足カエル足ストレッチ

 

・カエル足ストレッチ

 

あぐらをかくと痛い場合は専門家に相談をしてください。

 

あぐらをかくと股関節や膝に痛みが出る場合は先ずは整形外科で検査を受けることをおすすめします。

 

レントゲンやMRI検査などで特に骨や軟骨に問題がない場合は、整骨院や整体院などに相談してみることもよいと思います。

 

当院には整形外科でレントゲンやMRI検査で異常はないと言われたが、股関節が痛くて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。

 

そのような場合は筋肉の問題となりますので、手技療法、運動療法、物理療法が効果的です。

 

このブログが参考になれば幸いです。

 

伊集院鍼灸整骨院グループ代表 伊集院博

×
×
×
PAGE TOP ↑